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コーヒー

近年、その健康効果が注目されているコーヒー。ここでは、コーヒーに含まれる成分と認知症予防効果について解説していきます。

コーヒーに含まれる認知症予防によい成分

コーヒーが持つ健康効果については、さまざまな研究が進められています。フィンランドのクオピオ大学が21年にわたり1,409人を対象に行った調査では、1日にコーヒーを3~5杯飲んでいた中高年は、認知症を発症するリスクが60~65%低いことが分かったのです。

まだまだコーヒーに関する研究は現在進行形ですが、以下に認知症予防効果が期待できる成分をまとめてみました。
参考元:AFPBBnews(https://www.afpbb.com/articles/-/2558680)

クロロゲン酸

クロロゲン酸とは、コーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種。強い抗酸化力を持つ成分で、脳血管を傷つける活性酸素を除去したり、神経細胞の炎症を抑える力があるとされています。また、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβを抑制する効果もあるようです。

カフェイン

カフェインとはアルカロイドの一種で、コーヒーの特徴的な成分。疲労や眠気を抑制する覚醒作用・興奮作用、血流を促進する血管拡張作用、尿の排出を促す利尿作用を持っています。

近年発表されたアメリカのジョンズホプキンス大学の研究によると、カフェインには記憶増強の作用があるとのこと。被験者75名に記憶力テストのあとカフェインもしくは偽薬を摂取してもらったところ、カフェインを摂取したグループに記憶力増進の効果が見られたとのことです。
参考元:NATIONALGEOGRAPHIC(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8744/)

ニコチン酸

ニコチン酸は植物性食品に含まれる水溶性ビタミンで、ニコチンアミドと共にビタミンB3(ナイアシン)と呼ばれます。コーヒー豆を焙煎することで生成される成分です。

これは代謝に不可欠な栄養素のひとつで、糖質や脂質のエネルギー変換をサポート。また、血中コレステロールや中性脂肪を減らしたり、毛細血管を拡張する作用もあり、血液サラサラ効果が期待できます。

NMP(N-メチルピリジニウムイオン)

NMPは、コーヒー豆を焙煎することで生まれる成分で、強い抗酸化作用を持っているのが特徴。血管の劣化を防いで動脈硬化を予防したり、副交感神経を刺激することによるリラックス効果や血圧降下作用があると言われています。

トリゴネリン

トリゴネリンとは、コーヒーの生豆に多く含まれる成分。コーヒーを焙煎することで生まれるニコチン酸とNMPは、このトリゴネリンが変化してできたものです。トリゴネリンには脳の神経細胞を活性化させて情報伝達をスムーズにしたり、神経細胞の脱落を抑制するだけでなく発達させるといった優れた働きを持っています。

ただしトリゴネリンは加熱に弱く、200℃を超えると完全に消失してしまうのが特徴。そのため、トリゴネリンをコーヒーから摂取する場合は200℃以下のミディアムローストが適していると言われています。

コーヒーはどれくらい摂取すべき?

コーヒーに多く含まれるカフェインの摂取目安量は、アメリカ食品医薬品局によると1日400mgまで。コーヒー1杯(150ml)に含まれるカフェインの量は90mg前後なので、1日あたりのコーヒーの摂取目安量は3~4杯が適量と考えられます。

ちなみに1日3杯以上のコーヒーは認知機能の低下を防ぐと言われていますが、9杯以上になると脳卒中などのリスクが高まるとも言われています。量を多く飲めば効果があるというワケではないので、適量を守って楽しみましょう。
参考元:全日本コーヒー協会(http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/94health)

記事の監修医 豊田早苗 医師
(とよだクリニック認知症予防センター長)

豊田医師

飲みすぎと糖質に注意が必要

コーヒーの持つ健康作用は様々な観点から研究されており、その中には認知症への臨床実験なども多数確認されています。
特に注目すべきはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸と、コーヒーと言えばおなじみのカフェイン。アルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβ抑制作用と、記憶増強の作用の相乗効果が期待できるため、日常的に飲む癖をつけるのはおすすめです。
ただしコーヒーの飲みすぎには注意が必要です。9杯以上になると脳卒中などのリスクが高まると言われている他、砂糖などが多く含まれたコーヒーを飲み続けることによる生活習慣病へのリスクも懸念されます。特に缶コーヒーなどには想像以上の糖質が含まれていることもあるため要注意。できる限り砂糖は控え、適度な量を摂取してくださいね。

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