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ココナッツオイル

ひと昔前にブームとなったココナッツオイルですが、この食材も認知症予防によいとされています。含まれる成分や摂取量についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ココナッツオイルに含まれる認知症予防によい成分

ココナッツオイルとは、ココヤシの実からとれる油のこと。このココナッツオイルが認知症予防・改善に効果があるとして注目されたのは、メアリー・T・ニューポート医師の著書がキッカケです。 メアリー・T・ニューポート医師は、夫のスティーブ氏が若年性のアルツハイマー型認知症を発症した際に、その症状を抑制するためにココナッツオイルを食事に加えて3年にわたり提供。その結果、症状が改善し、病気の進行を食い止めることができたとのことです。ここでは、ココナッツオイルに含まれる認知症によいとされる成分をまとめてみました。
参考元:公益財団法人長治科学振興財団 健康長寿ネット(https://www.tyojyu.or.jp/net/essay/100-tyojyu/coconutoilandcacao-ninchishoyobo.html)

中鎖脂肪酸

ココナッツオイルには、天然成分である中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、アルツハイマー型認知症になるとブドウ糖をうまく使うことができず、機能が低下してしまいます。そこで活躍するのが、中鎖脂肪酸が分解されることで作られるケトン体です。アルツハイマー型認知症でブドウ糖をうまく使えなくなってもケトン体は利用できるため、中鎖脂肪酸を摂取すれば脳機能の改善が望めるというワケです。

ラウリン酸

ラウリン酸は中鎖脂肪酸のひとつで、ココナッツオイルの成分の大半を占めています。このラウリン酸には悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げるという働きがあるため、血中コレステロールのバランス改善に役立つと言われています。悪玉コレステロールは動脈硬化の原因と言われているため、脳血管障害による認知症の予防効果が期待できます。

ビタミンE

ビタミンEは、高い抗酸化作用を持つ成分。その中でもココナッツオイルに含まれるトコトリエノールは、スーパービタミンEと呼ばれるほど強力な抗酸化作用を持っています。血管を傷つけて動脈硬化を促進させる活性酸素の除去、コレステロールの低下作用、血液中の血小板が凝集するのを防ぐといった働きがあり、認知症予防に役立つ成分のひとつとされています。

ココナッツオイルはどれくらい摂取すべき?

ココナッツオイルの摂取量については、明確に定められていません。健康によいとされているので「たっぷり摂ってもよいのでは?」と思われるかもしれませんが、過剰な摂取はNGです。ココナッツオイルに含まれているのは中鎖脂肪酸だけではありませんし、やはり油ですからカロリーは高め。過剰な摂取でカロリーオーバーしてしまうと、健康増進どころかコレステロール値が上昇したり肥満の原因になってしまいます。

では、どの程度の摂取量を目安にしたらよいのでしょうか。まず先に説明したケトン体を作ることを目的とするなら、大さじ2杯のココナッツオイルを1度に摂取するとよいでしょう。少量ずつに分けて摂取しても、ケトン体はなかなか作られないからです。ただし、体質によっては胃腸に違和感を覚えたり、便がゆるくなるケースがあります。いきなり多くの量を摂取するのではなく、1~2週間くらいかけて少しずつ量を増やしていくとよいでしょう。

摂取の方法ですがココナッツオイルには独特の風味があるため、コーヒーや紅茶に入れたり、カレーやスープなどに混ぜると食べやすいようです。ただし、糖質と同時に摂取するとケトン体が作られにくくなるので注意しましょう。

記事の監修医 豊田早苗 医師
(とよだクリニック認知症予防センター長)

豊田医師

ココナッツミルクでもOK!

中鎖脂肪酸が分解されてできるケトン体。ケトン体と聞くと、糖代謝が上手くできない糖尿病の患者さんの血液中で増え、命を脅かす物質として知られています。このため、糖尿病の方は、ココナッツオイルを摂取することに不安を覚えるかもしれませんね。
ですが、体内に吸収された脂肪酸が分解されてできるケトン体は、わずかで、命を脅かす値まで上昇することはありません。むしろ、老化を抑制する遺伝子に働きかけることで、脳の老化を防ぐ効果があると言われています。
ココナッツオイルでなくても、ココナッツミルクでも同じ成分が含まれていますので、使いやすい方を取り入れましょう。

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