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わさびエキスと認知症予防

このページでは、わさびに含まれる「わさびスルフォラファン(6-MSITC)」について紹介しています。どのような特徴を持つ成分なのか、認知症予防効果としてどのような効果が期待されているのか、またその他に期待されている効果はあるのかといった点などについてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

認知症予防に効果アリ?わさびエキスとは

わさびに含まれる「わさびスルフォラファン」

「わさびスルフォラファン(6-MSITC)」とは、わさびに含まれている主な健康成分のことです。この成分は、本わさびの根茎からわさび特有の絡み成分を取り除いたものの中に含まれており、その量は非常にわずかであることから貴重な成分であるといえるでしょう。 わさびスルフォラファンは、認知機能の一部である判断力や注意力を向上させることが期待されています。また、わさびスルフォラファンは高い抗酸化作用を持つことによって活性酸素の発生を抑制することができると考えられています。

ファイトケミカルの一種

「スルフォラファン」とは、アブラナ科の野菜に含まれているファイトケミカルの一種です。ファイトケミカルとは、植物由来の化学物質の総称。自然界に数千種類存在しているとされており、わさびスルフォラファンはそのひとつです。

本わさびは日本原産のアブラナ科植物で、健康に良い食べ物とされているものの、非常に辛味が強いために一度にたくさん摂取するのは非常に難しいといえるでしょう。また、わさびといえばチューブタイプのものを手軽に利用している方も多いかもしれませんが、副原料などが多く含まれていることもありわさびスルフォラファンを摂取することは難しいとされています。

わさびエキスの認知症に対する効果

わさびスルフォラファンを摂取することにより、認知機能の一部である識別・処理能力(注意機能)の改善が期待できることが報告されています。これは、わさびスルフォラファンが持つ抗酸化作用などによって、細胞へのダメージが抑えられることによるものと考えられています。

認知症への臨床試験などのデータ

識別・処理能力(注意機能)の改善の可能性

わさびスルフォラファンは、動物実験において認知機能に関する研究が報告されています。このことから、運動の習慣が脳機能を高めるということから、日常的に運動を行う習慣がない方がわさびスルフォラファンを摂取した際に脳機能にどのような影響を与えるかを調査した結果を紹介します。

この研究では、日常的に運動を行う習慣を持たず、物忘れを自覚している健康な中高年男女37名を対象とした調査です。このグループをわさびスルフォラファンを摂取するグループとプラセボ群の2つに分け、脳機能においてどのような影響があるのかを調べました。

その結果、わさびスルフォラファンを摂取していたグループは、8週目の変化においてプラセボ群と比較すると変化が見られており、認知機能の一部である識別・処理能力(注意機能)が改善することが報告されています(識別・処理能力(注意機能)についてはストループ試験により調査)。認知機能を評価する中では、この注意機能を評価することは非常に重要であると考えられています。これは、「注意」とは単一の機能というわけではなく、様々な活動を密接に支えているためです。例えば学習や記憶・遂行機能、作業記憶といった活動を密接に支えており、さまざまな認知機能と関連しています。

わさびスルフォラファンは、これまでの細胞試験によって活性酸素の産生を抑制することによる抗酸化作用や抗炎症作用に加えて、抗血小板凝集作用や血流・血管などの血管循環改善などの効果が報告されています。人間の体の中にも、ファイトケミカルのような抗酸化作用や抗炎症作用などの体を守るための機能が備わっています。しかし、加齢に伴ってこの体を守るための機能は低下していきます。特に、抗酸化力は40代から急激に低下していくといわれており、さまざまな健康リスクが引き起こされると考えられているのです。

しかしこの調査では、わさびスルフォラファンを摂取することによって抗酸化作用によって活性酸素などによる細胞ダメージが抑制され、その結果認知機能を改善した、という可能性が考えられています。

参考文献:MONON株式会社|わさびスルフォラファン
(https://www.nomon.jp/lineup/wasabi/)

わさびスルフォラファンの摂取が脳年齢に与える影響を調査

また、わさびスルフォラファンを含むサプリメントを摂取することによって、認知機能の変化をモニタリングするという調査も行われています。

この調査では、170名のモニター参加者に、わさびスルフォラファンを含むサプリメントを30日分配送し、摂取前と摂取30日後に脳活性度定期検査(脳検)を実施したものです。調査対象としたのは、モニターのうちわさびスルフォラファンを含むサプリメントを服用し、開始時と30日後に脳活性度定期検査(脳検)の5項目受験を完了した89名となっています。ここで使用された脳活性度定期検査(脳検)は、「数字の記憶」「言葉の記憶」「空間把握」「記憶と計算」「変化推理」という5つの項目で検査するというもの。5,000人の受験者データをもとにして、脳の認知機能が年相応なのかどうかを確認することができます。さらに、検査の結果を同年代の受験者と比較した偏差値などを算出でき、パソコンやタブレット、スマートフォンなどで検査を行うことが可能です。

この調査の結果、わさびスルフォラファンを含むサプリメントの摂取前後で、平均49.62歳だった脳年齢が平均46.22歳となり、平均で3.40歳若返った、という結果が報告されました。

参考文献:PR TIMES|本わさび由来の希少成分「わさびスルフォラファン(6-MSITC)」摂取で脳年齢が平均3.40歳若返るという結果に
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000050198.html)

含まれている成分/理想的な摂取量

わさびスルフォラファンは、本わさびの根茎からわずかに抽出できる成分です。チューブのわさびなどでは摂取が難しいことから、わさびスルフォラファンを意識的に摂取するためにはサプリメントなどを利用するという選択肢が考えられます。

理想的な摂取量については情報がありませんでしたが、サプリメントを活用する際には、用法や容量をしっかりと確認して服用することが大切といえるでしょう。

わさびエキスの認知症以外の可能性

わさびスルフォラファンは、認知症以外にもさまざまな効果が期待されています。ここでは、どのような効果が期待されているのか、という点についてご紹介していきます。

抗酸化作用

わさびスルフォラファンは、抗酸化作用を持つと考えられています。わさびスルフォラファンが持つ抗酸化作用は、活性酸素に働きかけるのではなくそもそもの活性酸素を発生させないように細胞そのものに働きかけるという点が特徴です。すなわち、細胞そのものの抗酸化力を高める、といえるでしょう。

これまでにマウスを使った実験では、活性酸素の発生を48%抑制するという結果が得られており、ラット細胞にわさびスルフォラファンを1回添加すると、その後24時間酸化ストレスによる障害から細胞を守ってくれるたんぱく質の発現が上昇する、という結果が得られました。

このように、活性酸素の発生を防ぐことによってさまざまな効果が期待されています。

そのほかの作用

脳機能の改善や抗酸化作用などの他にも、例えば激しい運動を行った時の酸化ストレスの軽減や、シミやソバカスを改善する、抗炎症作用などにより股関節などの痛みを抑える、さらに血液をサラサラにする血流改善効果も期待されています。

そのほか、わさびスルフォラフォンとDHAの組み合わせがドーパミンの分泌量をあげるという報告もされているなど、非常に幅広い効果が期待されている成分といえるでしょう。

認知症予防効果で注目される「ヤマブシタケ」とは?

ヤマブシタケとは、認知症を防ぐ効果があるとされるヘリセノンという成分を含むキノコの一種。あの、ホクト株式会社が研究を進めている注目の食材です。その効果や研究結果などについてまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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