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ビタミンCと認知症予防

このページでは、私たちの生活に馴染み深いビタミンCと認知症予防について紹介しています。ビタミンCは認知症予防に効果があるのかということや、認知症とビタミンCに関する研究内容などを取り上げ、情報をまとめています。

また、ビタミンCの摂取量や摂取にあたっての注意点などについてもご紹介していますので参考にしてみてください。

認知症予防に効果アリ?ビタミンCとは

ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつです。大航海時代の船乗りたちの間で流行した壊血病予防のための成分として、オレンジ果汁から発見されたという歴史があります。この時代の船乗りたちは、新鮮な野菜や果物の摂取量が非常に少なかったことが壊血病を発症した原因であるとされています。

多くの哺乳動物の場合体内でビタミンCを合成することができるものの、ヒトなど一部の動物ではビタミンCを体内で合成することができません。これは合成をするために必要な酵素を持っていないため。このことから、私たちは食事によってビタミンCを摂取する必要があるのです。

参考:健康長寿ネット(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html)

ビタミンCの認知症に対する効果

ビタミンCの摂取が認知症予防に働くかといった点については、肯定的な意見と否定的な意見が混在している状況ではあるものの、観察研究により認知機能との関連性は示唆されています。

いずれにしても、認知症を予防したいと考える場合には、ビタミンCを含む栄養素をバランスよく摂取することが大切とされていますので、現在の食生活を振り返り、必要に応じて改善を図るということが大切と言えそうです。

認知症への臨床試験などのデータ

アポE E4保有女性において認知症低下リスクの減少を見出した研究

金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の研究チームによって、認知症の強力な遺伝的危険因子として知られているアポリポタンパクE E4を持つ高齢の女性において、血中のビタミンC濃度が高い値を示していることが認知機能低下リスクの減少と関係しているという点を明らかにした研究について紹介します。

この研究は、アポリポタンパクE E4を持っている人の認知機能の低下やアルツハイマー病を防ぐことができる生活習慣関連因子を見出すことを目的として行われました。そこで、アポリポタンパクE E4を保有しているにも関わらず、認知機能の低下が見られない高齢者の栄養や食品摂取の習慣に着目しました。

その結果、アポリポタンパクE E4を保有している女性の場合、血中ビタミンC濃度が最も高かったグループについては、最も低かったグループと比べ、将来の認知機能低下(認知症または軽度認知障害の発症)リスクが0.01倍(オッズ比)に減少していたという結果となっています。

この研究に参加した人は、ほとんどビタミンCサプリを使用していなかったことから、アポリポタンパクE E4を保有する女性において、ビタミンCを豊富に含んだ食品の摂取が認知機能低下のリスクを下げる可能性がある、という点を見出したと結論づけています。

参照:ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告(プレスリリース)
(https://www.amed.go.jp/news/release_20180523.html)

含まれている成分/理想的な摂取量

人間は体内でビタミンCを作ることができません。そのため、2015年版食事摂取基準によると成人における1日の推奨量は100mgとされています。ちなみに、平成27年の国民健康・栄養調査によると、日本人のビタミンCの摂取量は、1日あたり97.9mgでした。

ビタミンCは、摂りすぎた分は尿と一緒に排出されることから、過剰に摂取しても特に問題はないとされていました。しかし、近年ではビタミンCの過剰摂取によって虚血状態によって組織や細胞内の酸素濃度が低下した場合には活性酸素を産生する可能性があるとされています。まだ可能性が示唆されている段階ではあるものの、日々の食事以外にサプリメントを利用する場合には注意しておくと良いでしょう。

参照元:健康長寿ネット(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html)

ビタミンCの認知症以外の可能性

ビタミンCには、認知症予防以外にもさまざまな働きが期待されています。ここでは、どのような働きを持っている栄養素なのか、という点について見ていくことにしましょう。

皮膚や細胞のコラーゲン合成

ビタミンCは、皮膚や細胞などのコラーゲンを合成するのに欠かせない栄養素です。このコラーゲンは、皮膚はもちろんのこと、骨・血管といった体内のさまざまな場所において細胞同士を繋げる大切な役割を持っています。

免疫機能の維持

また、ビタミンCは白血球やリンパ球に多く含まれています。白血球やリンパ球は体内に侵入した細菌やウイルスと戦う役割を持っていることから、ビタミンCを摂取することによって、免疫機能が強化されると考えられています。さらに、白血球はウイルスや細菌と戦うと活性酸素が発生するという特徴を持っていますが、この活性酸素が発生しすぎると正常な細胞まで攻撃してしまうという面も持っています。しかし、ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制することができます。

そのほかに期待される役割

上記の他にも、ビタミンCはさまざまな役割を持っているとされています。たとえば鉄の吸収促進や抗酸化作用による心疾患予防が期待されているといった点が挙げられています。

参照:大塚製薬 栄養素カレッジ(https://www.otsuka.co.jp/college/nutrients/vitamin-c.html)

認知症予防効果で注目される「ヤマブシタケ」とは?

ヤマブシタケとは、認知症を防ぐ効果があるとされるヘリセノンという成分を含むキノコの一種。あの、ホクト株式会社が研究を進めている注目の食材です。その効果や研究結果などについてまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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