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プロポリスと認知症予防

ミツバチと大きな関連があるプロポリス。このプロポリスが認知症予防に効果があるのではないかと考えられ、さまざまな研究が行われています。このページでは、プロポリスとはどのようなものなのか、そしてどんな作用が期待されているのかという点についてご紹介します。

認知症予防に効果アリ?!プロポリスとは

「プロポリス」とは、ミツバチの巣の中に使われている物質。ミツバチが集めてきた木の芽やつぼみに、酵素成分を含むミツバチの唾液を混ぜ合わせて作り出されます。このプロポリスを巣に塗りつけることにより、ミツバチの巣の中を清潔に保てるといわれています。

プロポリスに含まれている成分

プロポリスにはさまざまなものが含まれていますが、具体的な成分は産地やミツバチが樹脂を集めるのに使った樹木の種類などによって異なる点が特徴のひとつ。さらに成分が異なるため、プロポリスの色合いも異なります。

その中で、一般的に出回っているプロポリスの含有成分は「植物の樹脂や新芽(約55%)」「ワックス(約30%)」「精油(約10%)」「花粉(約5%)」となっています。

プロポリスの認知症に対する効果

厚生労働省の統計によると、日本における認知症高齢者は2012年で462万人と推計されています。さらに2025年にはおよそ700万人が認知症を発症するとされており、認知症への対策・予防は非常に大切な課題です。

このことから、プロポリスがもの忘れや認知機能にどのように作用するのか、という点について多くの研究が行われています。その中では、ブラジル産のプロポリスを継続的に飲用することで認知機能スコアが緩やかに改善した、という報告も行われています。

参照:厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop101.pdf)

認知症への臨床試験などのデータ

プロポリスの高齢者に対する認知機能の向上効果が判明

「プロポリスが高齢者の認知機能にどのような影響を与えるのか」という点について、九州大学大学院歯学研究院が研究を行っています。

この研究では、中国チベット高原在住の60名の参加者(平均年齢72.8歳)をプロポリス投与群とプラセボ群に分けて、認知機能の全体像を把握できる検査・MMSEを用いて認識機能を、さらに血清を用いて全身性炎症を評価しています。

その結果、「今回、九州大学大学院歯学研究院の武 洲准教授と倪 軍軍助教の研究グループは中国青海省人民病院の朱愛琴教授、呉世政教授との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下ならびに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにしました。これは、2年間にわたる臨床研究の結果であり、今後この結果が認知症予防につながることが期待されます。」との報告が行われています。

この研究内容は、2018年4月4日付の「Journal of Alzheimer’s disease(オランダの国際学術誌)」に掲載されています。

引用元:九州大学(https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/238)

プロポリスの認知症以外の可能性

認知症に対する作用以外にも、プロポリスはさまざまな疾患に対して働きかけることが期待されています。ここでは、さまざまな研究結果を取り上げ、どのような疾患や症状に作用すると考えられているのかという点について紹介します。

糖尿病予防に期待

日本の糖尿病患者は、およそ2200万人いるといわれています(予備軍を含む)。いかに予備軍の段階でそれ以上悪化しないように対応するかが大切ですが、さまざまな研究の結果、ブラジル産プロポリスは糖尿病の予防に期待が持てることがわかりました。

糖尿病予備軍の初期状態では、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が見られますが、プロポリスを摂取することにより、インスリン抵抗性を改善する作用があると報告されており、糖尿病予防に対して有効なのではないか、と期待されています。

アレルギーに期待

厚生労働省の「アレルギー疾患対策報告書(2011年3月)」によると、現在は国民の2人に1人がアレルギーを抱えている状態である、といわれています。アレルギーを発症すると、激しいかゆみに悩まされることが多くなりますが、予防的にプロポリスを摂取することによってかゆみが軽減される、という点が確認されたと報告されています。

これは、かゆみのもととなる物質・ヒスタミンを用いてかゆみを生じさせたところでプロポリスを継続的に摂取すると、かゆみの強さが軽減した、という研究により明らかになったものです。

肥満・メタボに期待

また、プロポリスは肥満やメタボリックシンドロームへの作用も期待されています。ブラジル産プロポリスを摂取することにより、脂質代謝が改善されて体脂肪を減らし、血清脂質や脂肪量を減少させたことが研究によって明らかになっています。また、事前にプロポリスを摂取することによって、中性脂肪の吸収量を抑えられるとわかりました。

これらのことから、プロポリスの摂取が生活習慣病の予防につながるのではないか、と期待されています。

抗酸化機能をサポート

さまざまな病気の要因となるとして注目されているのが、「体の酸化」。体を酸化させる活性酸素は、大量に紫外線を浴びる・喫煙、飲酒・ストレスなどを原因として作り出されますが、プロポリスはこの酸化を防ぐ作用があるとされています。

活性酸素が増えることによって細胞などを傷つけてしまうとさまざまな疾患の要因となりますが、ブラジル産のプロポリスを摂取することにより、酸化ストレスを軽減するという報告が行われています。

認知症予防効果で注目される「ヤマブシタケ」とは?

ヤマブシタケとは、認知症を防ぐ効果があるとされるヘリセノンという成分を含むキノコの一種。あの、ホクト株式会社が研究を進めている注目の食材です。その効果や研究結果などについてまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。