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認知症予防とヘリセノンの関係とは?

私たちが考えたり記憶したりする際、脳内では神経細胞「ニューロン」が働いています。そのニューロンの働きを、ヘリセノンという成分が助けることが分かってきました。

ここでは、ヘリセノンの基礎知識を解説しながら、ヘリセノンの認知症に対する効果についてまとめています。

認知症予防に効果アリ?ヘリセノンとは

ヘリセノンは、1991年に発見されたヤマブシダケに含まれる固有の成分。天然由来の成分として初めて「神経成長因子(NGF)合成促進物質」として認められました。

ヘリセノンには、脳内の神経細胞である「ニューロン」が消失するのを防ぐ働きがあると考えられているのです。

私たち人間の脳には、100億個から1000億個のニューロンが集まっており、シナプスという物質を介してさまざまな情報を伝達しています。

しかし、ニューロンは加齢とともに減少することが分かっています。そして、ニューロンの減少によって、認知症になるリスクが高まると考えられているのです。

ニューロンの消失を防ぎ脳の働きを活発するヘリセノンは、認知症を予防する可能性がある成分として注目されています。

ヘリセノンの認知症に対する効果

私たちが考えたり記憶したりするとき、脳内にある複数のニューロンが互いに連絡を取り合うことで成立しています。

例えば、外出先で飼っているペットのことを思い出すとき、ペットの姿かたちはもちろん、しぐさや撫でたときの感触、好きな食べ物、鳴き声など、さまざまなことを一度に思い出せると思います。

これは、脳内でニューロンの中から「ペットの記憶」で結ばれたニューロンのグループに一斉に刺激が伝達されるからです。

しかし、ニューロンが減少して働きが弱くなると、記憶を呼び起こす力が薄れていきます。

年齢を重ねてもの忘れがひどくなる、上手く思い出せなくなるというのは、加齢によってニューロンが減少し、その働きが弱まっているからということが分かります。

神経成長因子(NGF)に働きかける

ヘリセノンは、細胞の働きを活発にすることで神経成長因子(NGF)の合成を助けると考えられています。

神経成長因子(NGF)とは、細胞死を防いだり新しい神経細胞を生み出したりする物質のことです。

神経成長因子(NGF)がうまく合成されるようになると、ニューロンの消失を防げることが分かっています。

ヘリセノンが認知症予防に効果があるとされているのは、この神経成長因子(NGF)の合成促進によるものです。

神経成長因子(NGF)の治療薬研究

認知症の方の脳内は、「大細胞性コリン作動性神経路」という部分に大きな障害を受けていることが分かっています。

この障害と深い関わりがあるとして注目されているのが、脳の細胞内で合成される神経成長因子(NGF)です。

現在でも、認知症の原因と神経成長因子(NGF)との関係性の究明や神経成長因子(NGF)を用いたアルツハイマー型認知症の治療薬研究が進められています。

このことから、神経成長因子(NGF)の合成を助けるヘリセノンを摂ることは、認知症の予防や改善の期待を持てると考えてよいでしょう。

参照元:コトバンク(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) 「NGF」
(https://kotobank.jp/word/NGF-161335)

J-STAGE 「ヤマブシタケ機能性を司るヘリセノン類の体系的全合成と構造訂正」
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/tennenyuki/55/0/55_PosterP-13/_html/-char/ja)

認知症への臨床試験などのデータ

ヘリセノンが含まれるヤマブシタケの摂取による臨床試験では、軽度認知障害と認められた方々30名を対象として2つのグループに分け、ヤマブシタケを継続して摂取する実験を行いました。

1つのグループはヤマブシダケ乾燥粉末を96%含む粒を1日3g摂取した一方で、他のグループはヤマブシタケではない同色同形状のものを(プラセボ)を摂取して観察したところ、ヤマブシタケを摂取したグループには、8週目から認知機能の改善が見られたのです。

この実験から、ヘリセノンを含むヤマブシタケが、認知機能に対し何らかの関与をもたらしたと考えられます。

参照元:東北大学機関リポジトリ「ヤマブシタケの認知機能に対する作用とその作用機構の解明」
(https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=77422&item_no=1 &page_id=33&block_id=38)

含まれている成分/理想的な摂取量

ヘリセノンを摂取する上で知っておきたいのが理想的な摂取量です。

しかし、ヘリセノンは食品に含まれている成分でまだ解明されていない部分が多く、摂取量に関する学術的なエビデンスもありません。

また、医薬品として摂取量や用量が定められているわけではないため、各社から市販されているサプリメントの含有量を摂取の目安として考えると良いでしょう。

ちなみに、2021年9月14日現在で、ヘリセノンのみを抽出したサプリメントやヘリセノンを主成分とするサプリメントは見つかりませんでした。

ヘリセノンを摂取したい場合には、ヘリセノンが含まれている「ヤマブシタケ」のサプリメントを摂取することで補えます。

各社サプリメントに含まれるヤマブシタケの含有量は以下の通りですので、参考にしてください。

参照元:ホクト株式会社(https://www.hokto-onlineshop.jp/c/gr2/gr30)
たるほ産業株式会社(http://www.taruho.co.jp/shop/html/products/detail.php?product_id=11)
DHC(https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32755)

ヘリセノンの認知症以外の可能性

ヘリセノンがもたらす神経成長因子(NGF)の活性効果は、衰えたニューロンを活発にするだけでなく、若い脳細胞やニューロンの働きも活発にしてくれる効果もあります。

認知症の方以外にも、日常的に摂取することで「もの忘れ」をなくしたり記憶力を向上させたりする効果が期待できるかもしれません。

ヘリセノンを利用した創薬の研究は進められているものの、今の段階では医薬品はなく、あくまでも食品から摂取するしかありません。

アレルギーのような症状が見られないのであれば、副作用の心配もなく、日常的にヤマブシタケをそのまま食用したりサプリメントで摂取したりできる点は魅力と言えます。

認知症予防効果で注目される「ヤマブシタケ」とは?

ヤマブシタケとは、認知症を防ぐ効果があるとされるヘリセノンという成分を含むキノコの一種。あの、ホクト株式会社が研究を進めている注目の食材です。その効果や研究結果などについてまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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