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ユーグレナと認知症予防

微生物の一つであり、藻の仲間であるユーグレナについてまとめています。どのような特徴を持つのか、また認知症予防において期待されている効果や研究結果などについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

認知症予防に効果アリ?ユーグレナとは

ユーグレナはおよそ5億年前の地球で生まれた微生物だといわれています。発見したのはオランダの研究者・レーウェンフック。ユーグレナとは「美しい目」という意味を持っています。

ユーグレナは豊富な栄養素含む藻の一種

主に湖などの淡水にいるユーグレナは、「ミドリムシ」とも呼ばれている微生物のひとつで、昆布やワカメなどと同じ藻の仲間です。このユーグレナは、動物と植物両方の性質を持っている点が大きな特徴。この特徴から、植物のように光合成を行って多彩な栄養成分を体内に貯められるとともに、動物のように細胞を変形させながら動くことができます。

ユーグレナの大きさは、およそ0.1mm前後で肉眼では見えません。さらに、形を変えることができるため丸くなったり細長くなったりします。

幅広い栄養素を持っている

ユーグレナは、非常に幅広い栄養素を持っていることが知られています。なんとユーグレナが持つ栄養素の数は59種類。人間が生きる上で必要とされる栄養素の多くが含まれているといわれています。

また、ユーグレナは細胞壁を持たないことから、摂取した際に栄養素が体内に吸収されやすいという点も特徴のひとつです。

独自の成分「パラミロン」

ユーグレナは、独自の成分である「パラミロン」を含んでいることも特徴です。このパラミロンはβグルカンのひとつ。摂取しても体内に吸収されず、そのまま体外に排出されるという特性を持っています。このパラミロンは排出される際にさまざまな不要物を吸収してくれることから、腸内環境を整えるという働きがあるといわれています。

ユーグレナの認知症に対する効果

ユーグレナを継続的に摂取することにより、脳細胞の増加に必要とされているたんぱく質「BDNF(Brain-derived neurotrophic factor・脳由来神経栄養因子)が上昇するという点が確認されています。

このBDNFは、アルツハイマー型認知症の患者やうつ病患者において、その量が減少することが確認されています。そのため、BDNFを増やすことによって認知症の予防が期待できるとして注目されているのです。

認知症への臨床試験などのデータ

脳細胞増加に関連しているとされる物質の上昇

ここでは、株式会社ユーグレナにて行われた、ユーグレナ粉末の継続摂取により、脳の状態とそれに由来する健康課題に対してどのような影響を与えるのかを確認するための行われた研究をご紹介します。

同社では、健康上問題のない50歳以上70歳未満の閉経後の女性62名を対象とし、ユーグレナ粉末を24週間継続摂取するグループとプラセボ粉末を24週間継続摂取するグループに分けました。それぞれの摂取タイミングは朝昼夕食後の1日3回・1gずつ。なお、摂取前と摂取を開始してから24週間までの間に「血液検査」「脳と身体の動き(認知機能)に関するテスト」「心理的な健康状態などに関する質疑」の3つを実施しています。また、試験は評価者であるスタッフや医師・被験者がユーグレナ粉末・プラセボ粉末どちらを摂取しているかわからない状態で行われています。

試験の結果、「血中BDNF(脳由来神経栄養因子)値の上昇」「脳機能における認知機能速度と運動速度の向上」「心の健康スコアの改善」という3点の結果が得られました。

まず1点目の「血中BDNF値の上昇」については、ユーグレナを摂取したグループにおいてはプラセボ粉末を摂取したグループよりも摂取スタートから24週目の血中BDNF値の変化量が有意に上昇しました。

また、脳機能に関する結果については、言語・資格・情報処理能力などの7項目のテストにおいて、脳機能における認知機能速度や運動速度に関する測定を実施。その結果、認知機能速度については摂取開始から12周目の時点でユーグレナを摂取しているグループの変化量が、プラセボ粉末を摂取していたグループに比べて有意に上昇したという結果が得られています。また、運動速度の変化量については、ユーグレナを摂取したグループにおいて12週目と24週目のスコアの変化量が有意に上昇したという結果が得られたとのことです。

また、心の健康スコアの改善も見られました。ユーグレナを摂取したグループにおいて摂取から6週目・12週目・24週目において日常生活での心理的な健康観に関するスコアがプラセボ粉末を摂取したグループと比較して有意に改善されたことが確認されています。

参考:株式会社ユーグレナ|ユーグレナに新発見! -ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与- (https://www.euglab.jp/news/000293.html)

含まれている成分/理想的な摂取量

ユーグレナには、59種類もの栄養素が含まれています。ビタミン類13種類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2など)、アミノ酸19種類(イソロイシン、ロイシン、バリンなど)、不飽和脂肪酸12種類(DHA、EPA、α-リノレン酸など)、ミネラル9種類(ナトリウム、カリウムなど)、その他成分6種類(パラミロンやルテインなど)となっています。

1日あたりの摂取目安量はおよそ1000mgとされていますが、サプリメントなどを摂取する際には用法・容量をよく確認するようにしましょう。

参考:ユーグレナオンライン(https://online.euglena.jp/shop/contents/pg/1euglena/)

ユーグレナの認知症以外の可能性

ユーグレナを摂取することにより、さまざまな効果が期待されています。

腸内環境を整える

ユーグレナは乳酸菌と相性が良いという特徴があります。このことから、乳酸菌の働きを活発にして腸内環境を整えるという効果が期待されています。さらに、酪酸菌であるフィーカリバクテリウムの増殖を促し、酪酸菌を増やすことが確認されているという報告もあります。

また、ユーグレナは前述の通り独自成分であるパラミロンを含んでいます。この成分は食物繊維のような働きを持っていることから、便秘解消も期待できると考えられています。

睡眠の質を向上する

また、睡眠についても良い影響を与える可能性が報告されています。 ユーグレナと睡眠の関係について調査した結果によると、ユーグレナを摂取するグループと摂取しないグループに分け、摂取開始前と摂取から2・4週間後、摂取終了してから4週間後の脳波を測定したところ、ユーグレナを摂取したグループにおいて深い睡眠ができる回数が摂取前と比較すると増加しているという結果が得られました。

また、摂取から2週間後には深い睡眠が得られる回数が摂取開始前に近い回数となることがわかったことから、ユーグレナの継続的な摂取が睡眠の質をあげる可能性があると考えられています。

肌荒れを改善する

肌荒れの原因は、免疫力の低下、自律神経の乱れといった点が原因となっているケースもあるとされています。これらは栄養不足や睡眠不足が関連しているとも言われていますが、ユーグレナは睡眠の質を上げる可能性があること、また豊富な栄養素を含んでいるということから、肌荒れを予防する効果も期待されています。

健康な髪の毛を育てる

さらに、ユーグレナを摂取することによって健康な髪の毛を育てることができるとも考えられています。

美しく健康な髪の毛を育てるためには、頭皮ケアを正しく行うことや規則正しい生活習慣に加えて、栄養の摂取をしっかりと行うことが大切です。

ユーグレナにはさまざまな栄養素が含まれていますが、注目されているのが亜鉛という成分です。亜鉛はたんぱく質の生成を促し、強い髪の毛を作ります。さらに、育毛に欠かせないビタミンやヨウ素を摂取することができるため、ユーグレナはヘアケアにおいて効果が期待されています。

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