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認知症予防とビフィズス菌の関係とは?

腸内に存在する善玉菌として知られているビフィズス菌。実は、整腸作用があるだけでなく認知症の予防効果があることでも注目されています。ここでは、ビフィズス菌の特徴について情報をまとめました。

認知症予防に効果アリ?ビフィズス菌とは

ビフィズス菌とは、ヒトや動物の腸内に存在する善玉菌です。ビフィズス菌が含まれている食べ物には、様々なものがあります。

ただし、ヨーグルトや乳酸菌飲料すべてにビフィズス菌が含まれているわけではありません。ビフィズス菌が含まれているかどうか、成分情報をしっかりと確認することが大切です。

食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂取すると、ビフィズス菌の増殖をサポートしてくれます。

乳酸菌とビフィズス菌の違い

どちらも善玉菌である乳酸菌とビフィズス菌ですが、この2つは異なる菌です。乳酸菌が生息しているのは主に小腸ですが、ビフィズス菌は大腸で働く菌です。また、ビフィズス菌は乳酸に加えて酢酸を作り、悪玉菌の増殖を抑える・腸内環境を整える働きをします。

ビフィズス菌は年齢と共に減少する

ヒトの腸内に存在しているビフィズス菌ですが、年齢と共に減少し、それに代わって悪玉菌が増えてきます。だからこそ、ビフィズス菌をしっかりと摂取し大腸の腸内環境を整えることが重要となります。

ビフィズス菌の認知症に対する効果

ビフィズス菌が認知症にてどのように作用するのかは明らかになっておらず、現在も研究が進められています。

ただし、脳と腸が強く関連し、お互いの状態に影響を及ぼすという「脳腸相関」があることについての研究が多く行われています。

腸内細菌叢の構成は認知症の有無によって異なり、認知症の人は認知症ではない人と比較して常在菌が減少していること、その他不明の細菌が増えていることが分かっています。また、腸内細菌の代謝産物が認知症リスクを高めるとも言われています。

参考:CareNet 認知症発症を抑える食材、新たな候補はビフィズス菌?
(https://www.carenet.com/news/general/carenet/53005)

認知症に関する臨床試験などのデータ

抗炎症作用による認知機能改善

森永乳業の研究で認知機能を改善する菌株を調べた結果、ビフィズス菌のMCC1274株に効果があると発見しました。臨床試験は、軽度認知障害の疑いがある50歳以上80歳未満の方を対象としてMCC1274株か偽薬を含むカプセルを16週間摂取するという形で行われました。

試験の結果、認知機能低下を数量化する検査方法の1つであるアーバンス(RBANS)テストで、偽薬を摂取したグループと比較し以下のスコアが大幅に改善されたのです。

偽薬と比較して改善効果の有意性が明らかに確認されたことにより、論文としてアルツハイマー病の国際学術誌で公開。

また、副次評価項目の「あたまの健康チェック(MCI Screen)」でも偽薬と比較して優位性が見られています。

森永乳業ではさらに研究を行い、血中のHbA1cの変動とRBANS評価点合計の変動との間に相関性があることを確認しました。HbA1cは血糖値や炎症状態を反映するものですが、元々血中HbA1cの値が高かったグループではビフィズス菌MCC1274株の認知機能改善効果がより高い効果を表すことが分かりました。つまり、MCC1274株の抗炎症作用によって認知機能が改善された可能性が示されたのです。

参考:森永乳業 ニュースリリース
(https://www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-3730.html)

参考:日経Gooday30+ 腸を整えるビフィズス菌 認知機能が改善する研究も
(https://style.nikkei.com/article/DGXZQOUC116WD0R11C21A0000000/?page=2)

含まれている成分/理想的な摂取量

ビフィズス菌による作用機序が明らかになっていないと同様に、理想的な摂取量について明確な記述はありません。

ただし、森永乳業では臨床試験によってビフィズス菌MCC1274株を用いた商品が機能性表示食品として認められています。そこで発売した商品について、ビフィズス菌MCC1274株の含有量を見てみましょう。

メモリービフィズス菌

こちらは医療機関向けのサプリメント商品で、スティック1本(3g)にビフィズス菌MCC1274株が500億個配合されています。

参考:日本医事新報社 森永乳業 認知機能改善が示唆、ビフィズス菌MCC1274配合サプリを発売
(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16056)

メモリービフィズス記憶対策サプリ

こちらのサプリメントは、1日分2粒にビフィズス菌MCC1274株を200億個配合しています。

参考:森永乳業
(https://kenko.morinagamilk.co.jp/LP/ad_MCC_500_30_02?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=MCC&gclid=CjwKCAjwiY6MBhBqEiwARFSCPof6ko-B1-NglJBXQBwrYkJYb0r6B1YNcN5yVo32RKL5kw8bJ0DB2hoC0IgQAvD_BwE)

ビフィズス菌の認知症以外の可能性

ビフィズス菌は認知機能改善効果のほかにも様々な効果が期待されています。

整腸作用

ビフィズス菌には腸内フローラのバランスを改善することで下痢の抑制や便秘の改善などの整腸作用があります。

また、ビフィズス菌が生成する酢酸は強い殺菌力を持ちます。悪玉菌の繁殖を抑制するだけでなく、病原性大腸菌O157の予防効果があることも分かっています。

免疫力を高める効果

悪玉菌の増殖を抑えて腸内フローラを改善することにより、免疫力を高める作用があります。また、ビフィズス菌を摂取したグループはNK細胞の活性が維持され、ワクチン抗体価が上昇したという臨床試験もあり、感染症の予防効果がある可能性を示しています。

美肌効果

免疫細胞の8割が集まり腸の環境が整うとことは、肌にも良い影響を与えます。善玉菌が減少し腸内環境が悪くなることは乾燥やニキビ、皮脂の増加などの要因にもなるため、腸内環境を整えるビフィズス菌は美肌と深い関係があるのです。

また、ビフィズス菌は肌に大切な栄養素であるビタミンB群を生成する働きがあること、善玉菌を増やすことによりアンチエイジングに効果があるとされるポリアミンの生成を促せることも、美肌効果に繋がります。

アレルギー症状の緩和

アレルギー反応は免疫機能が特定の物資に過剰に反応することで起こります。体の免疫機能バランス調整機能もあるビフィズス菌には、免疫の暴走を抑えることで花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを抑制する効果があると言われています。

肥満改善効果

太っているヒトと痩せているヒトで腸内細菌のバランスが異なっていることから、腸内細菌が肥満に影響することが分かっています。実際にビフィズス菌を摂取した臨床試験により、体脂肪の量が低下するなど肥満が改善されることが示されました。

また、ビフィズス菌にはコレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化、心筋梗塞などのリスクを軽減するとも言われています。

ストレス解消効果

脳と腸が深く関わっているという脳腸相関の仕組みにより、腸内バランスが悪くなれば脳に影響が出てしまいます。ビフィズス菌が作り出す酢酸や酪酸が交感神経を活性化させることで、ストレス・うつの予防や改善に繋がるのです。

認知症予防効果で注目される「ヤマブシタケ」とは?

ヤマブシタケとは、認知症を防ぐ効果があるとされるヘリセノンという成分を含むキノコの一種。あの、ホクト株式会社が研究を進めている注目の食材です。その効果や研究結果などについてまとめていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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