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認知症になりやすいタイプとは

認知症を完全に予防する方法は見出されていませんが、認知症になりやすいタイプについては少しずつ判明してきています。ここでは、認知症になりやすい人の性格や生活習慣についてご紹介していきます。

こんな人は要注意?認知症になりやすいタイプ

認知症になりやすい人には、以下のような性格の特徴が見られると言われています。

イライラしやすく協調性のない人

「イライラしやすく怒りっぽいタイプ」「協調性がないタイプ」の人は、認知症の発症リスクが高いと言われています。こういった性格の人は感情的で自己中心的な性格の人が多く、他人とのコミュニケーションがうまく取れず孤立しがち。年齢を重ねると共に社会的な交流が希薄になり、認知機能も低下しやすいと言われています。

また、「些細なことをずっと気にするタイプ」「人目を必要以上に気にするタイプ」も要注意。周りからどう思われているかを気にしすぎて引きこもりがちになったり、ストレスからうつ病を発症するケースもあります。うつ病と認知症は異なる疾病ですが、併発することもあるため注意が必要です。

糖分の摂取量が多い

糖分とは、砂糖に含まれているものだけではありません。炭水化物は糖質と食物繊維で構成されているため、炭水化物の摂りすぎも糖分の過剰摂取につながるのです。糖分を過剰に摂取するとタンパク質と結合し、血管壁やその他の組織にダメージを与えます。すると動脈硬化が進み、糖尿病はもちろん高血圧や脳血管障害が起こりやすくなるのです。

糖尿病は糖尿病性認知症の原因となりますし、高血圧や脳血管障害は血管性認知症の原因となります。日常の食事で炭水化物を摂りすぎている人は、野菜やキノコ類といった血糖値の上がりにくい食材を積極的に取り入れるとよいでしょう。

食事の栄養バランスが悪い

好き嫌いが多かったり、ダイエットのために特定の食品しか摂取しない…といった人は栄養バランスが偏りがち。栄養バランスが偏ると低栄養に陥りやすく、認知症をはじめとするさまざまな病気を引き起こす原因となるのです。脳が正常に機能するにはブドウ糖が必要ですが、低栄養の状態だと十分なブドウ糖が供給されず、脳がエネルギー不足になります。

このエネルギー不足が、認知症の引き金となることもあるのです。とくに高齢者は食が細くなりやすく、日本では高齢者の約3割が低栄養であると言われています。さまざまな食品をバランスよく取り入れ、低栄養を防ぎましょう。

運動不足の人

3,200人を対象とした大規模研究によると、18~30歳のころから運動不足の人は、積極的に体を動かしている人よりも認知機能が低下しやすいことが分かっています。また、1日あたりのテレビ視聴時間が長く、運動不足が続いている人も中年期以降に認知能力が低下しやすいというデータもあります。

認知症を予防するためには、できるだけ早い段階で運動習慣を身につけることが重要なのです。とくに40歳以上で運動不足を認識している場合は、今すぐにでもウォーキングやジョギングといった運動を始めたほうが良いとされています。
参考:若年成人の冠状動脈疾患の発症リスクを調査した「CARDIA」研究(http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2015/003015.php)

スマホの使用頻度が高い

現代社会の必需品ともいえるスマホ(スマートフォン、携帯電話)。ついついスマホを見てしまう…という人は少なくないと思いますが、実はスマホが認知症につながるという見方もあります。

脳は情報のインプット(入力)とアウトプット(出力)を繰り返していますが、何となく見ているスマホの情報はインプットのみになりがち。アウトプットをする習慣が少なくなり、脳が情報過多で疲れてしまうのです。

この状態が続くと集中力や思考力が低下し、記憶が曖昧になるといった現象がおきます。これがスマホ認知症です。高齢者だけでなく若年層にも起こる症状なので、注意が必要です。

記事の監修医 豊田早苗 医師
(とよだクリニック認知症予防センター長)

豊田医師

生活を見直すことで、ある程度は改善できる

認知症を発症させる危険因子として、「ストレスや抑うつ」「糖尿病や高血圧などの生活習慣病」「喫煙や過剰なアルコール摂取」「肥満」「運動不足」「社会的孤立」が指摘されています。これらは、どれも生活を見直すことで、ある程度は改善できることです。
最近は、銀行の通帳もクレジットカードの明細書も、なんでもスマホの時代になり、スマホが手放せない時代になりました。
ですが、スマホは、子供の脳の発達を遅らせたり、夜の睡眠を阻害したり、脳疲労を起こさせスマホ認知症を引き起こすなど、脳にとっては悪影響です。
スマホも含めて、自分の日々の生活に認知症を引き起こすリスクが潜んでいないか?生活全般について、一度見直してみましょう。

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