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抗酸化物質と認知症の関係は?

抗酸化物質と認知症には関係性があるといえます。人体が過度に酸化することでアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβたんぱくが蓄積したり、脳血管性認知症のリスクとなる動脈硬化が進行したりします。それを阻止してくれるのが抗酸化物質です。抗酸化物質と認知症の関係について、抗酸化物質の概要も含めて紹介します。 (※この記事は医師監修の記事ではありません。)

抗酸化物質と認知症の関係

抗酸化物質と認知症との間には密接な関係があるといえます。アルツハイマー型認知症の場合はアミロイドβたんぱくの蓄積が大きな原因とされており、アミロイドβたんぱくの蓄積に関係しているのが老化です。老化は人体で酸化が起きることにより発生する活性酸素の作用の結果です。したがって、酸化を抑える抗酸化物質と認知症との間には密接な関係があるといえるのです。

抗酸化物質とは

抗酸化物質とは人体の酸化を抑える働きにより、認知症のリスクを低下させてくれる物質です。抗酸化物質にはさまざまな種類があり、野菜や果物などに含まれているビタミンCなどのビタミン類、ワインに多いポリフェノール、お茶のカテキンなどはよく知られている抗酸化物質だといえるでしょう。また、不飽和脂肪酸の一種であるオメガ3系脂肪酸にも抗酸化作用が認められています。

抗酸化物質が老化を防ぐ

まず、人間は酸素を採り入れることでエネルギーを産み出して活動しています。その過程で発生するのが活性酸素です。このサイクル自体は生命の維持に必要なもので、活性酸素は常に発生するものであり、普段は意味のある活動をしています。しかし、ストレスやタバコ、薬などの危険因子により過度の活性酸素が発生したときや、体調を崩していて活性酸素への対処ができないときなどは、活性酸素が人体にダメージを与えるのです。がんや動脈硬化などの疾患を引き起こしたり、老化につながったりします。活性酸素への対処能力は加齢によって低下するもので、これも老化によるマイナス面です。

そこで活躍するのが抗酸化物質。抗酸化物質は過剰に発生した活性酸素を抑え込み、人体が酸化~老化その他の被害を受けないように守ってくれます。

抗酸化物質が認知症を防ぐ

活性酸素の弊害がアミロイドβたんぱくの蓄積につながれば、それがアルツハイマー型認知症の原因となります。したがって、抗酸化物質が活性酸素を抑え込むことでアミロイドβたんぱくの蓄積を阻止し、アルツハイマー型認知症の発症を防いでくれるというのが一連の仕組みです。

また、抗酸化物質の一種であるオメガ3系脂肪酸は血栓や動脈硬化を予防し、脳卒中の予防に役立つことで脳血管性認知症のリスクを低減することが期待されます。

抗酸化物質が豊富な食材

抗酸化物質が豊富な食材には、前述のように野菜や果物、青魚、コーヒーやワインなどがあります。以下は主な抗酸化物質です。左に食材名を、右に抗酸化物質名を記しています。

抗酸化物質を効率良く摂取する方法や注意点

抗酸化物質を効率良く摂取するためには、それぞれの食材の特性を活かした調理法を選択する必要があります。また、抗酸化物質は野菜や果物、魚や豆、コーヒーなど幅広い種類の食材に含まれているため、>多品目を使った栄養バランスのよい食事を作ることが可能です。

量をたくさん摂りにくい野菜などは果物と一緒にジュースにして飲むのもよいでしょう。ただし、どの食材でも同じものを過剰に摂取するのはよくありません。あくまでもバランスよく摂取することが重要で、ビタミンなどは食事で摂りきれずに不足を感じたらサプリメントを使う手もあります。ただし、サプリメントには主成分以外の添加物に気を使わなければならないケースもあり、主成分の配合量が商品によって異なります。手軽だからといって安易に頼るのは考えものです。

まとめ

抗酸化物質は過剰に発生した活性酸素を抑え込み、がんや動脈硬化、老化などのリスクから人体を守ってくれるありがたい存在です。抗酸化物質を摂取しようとすれば、含有する食材を幅広く使うことでバランスのよい食事をすることも可能になります。健康の基本は食事。まずは栄養満点の食事を心がけましょう。

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